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戦後復興期の憧れのすまい
中野住宅全景(2019年3月撮影)
中野住宅の入居が始まるのは戦後7年目のこと。
住宅難はまだまだ解消されず、木造の都営住宅でも抽選倍率100倍という時代。鉄筋コンクリート造4階建て、6畳、4畳半の2間に台所とトイレ、バルコニーが付き、階段室の入り口にはタイルがあしらわれた中野住宅は、住宅を求めている人にとって憧れの住まいでした。
当時は水洗トイレが珍しかったため、まだお店ではトイレットペーパーが売っておらず、管理事務所で販売していたそうです。
■入居者の募集について
昭和26年度事業で建設された1期184戸の入居の募集は、昭和27年6月30日付の朝日、読売新聞の夕刊で告知され、申込用紙の配布は7月1日から4日まで、申込受付は9日から11日の期間で行われました。月額家賃は4,000円、敷金は3ヶ月分。入居資格は都内在住、または職場を持っている人で、月収(税込)が家賃の7倍以上、特別区民税を完納していること、家族数は2人以上5人まで。選考と抽選で8月には入居者の決定がされました。

住戸内部

住戸内部

入居したころの中野駅南口広場(中野区提供)

令和元年8月撮影 中野駅南口

昭和51年 中野駅南口(中野区提供)

令和元年8月撮影 中野駅南口

昭和46年10月 新宿に建設中の高層ビル、手前中野駅
(中野区提供)

令和元年8月撮影 新宿の高層ビル群、手前中野駅
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