JKK東京 求人

I.M.

住宅計画部 建設推進課 機械係
(※令和元年度当時)
2006年入社

Q. 育休を取られるそうですね。

来月、出産予定なのですが、それに合わせて2ヶ月の休暇を申請したところです。産後2ヶ月間は母体への負担が重いと医師から聞いて、できる限りのサポートをしたいと思ったのです。
世の中では男性の育休は女性に比べるとまだまだ少ないと思いますが、思い切って挑戦することにしました。これからの時代、男性の育休は当たり前になると思います。公益を担う当公社のような組織が率先していく意義があるはずです。さらに、働きやすい会社であることを内外に発信することもできますから、会社にも職員にもプラスなことです。良い前例になればいいなと思います。
育休の申請は、家庭の事情から取得の必要性を説明し、職場の理解をいただきましたが、引き継ぎはそう簡単にはいきませんでした。休みの間にお願いしたいことの社内共有や、協力会社への指示と対応に追われました。
考えてみると産休・育休の際に、女性は当たり前にしていることです。親になることの負担を、女性に押しつけている側面があることを実感しました。


「気づかれない」のも技術のうち


Q. 現在の業務について教えてください。

コーシャハイム大蔵という新築公社住宅の建設計画に携わっています。昭和35年に建てられた計30棟の団地を12年かけて建て替えるプロジェクトです。4期に分けて開発するのですが、その1期目の着工がもうすぐ始まります。私は給排水・空調換気設備の設計、積算、施工業者の工事監理を担当しています。

機械設備で大事なことは、居住者にとって「邪魔にならない」ことです。例えば、各部屋には空調や換気扇といった設備が備え付けられていますが、これらは空気が循環するように計算されています。この配置が上手くいかないと、居住者にストレスを与えてしまいます。そのようなことが起きないように、各機器が機能を十分に発揮できるようなバランスで設備を配置します。これは簡単なことではありません。
このような努力が気づかれることはまずありませんが、気づかれないのも技術です。



Q. 学生に伝えたいことは?

当公社の財産は、建物もそうですが、何よりも技術者だと私は考えます。そして、技術者は現場が育てます。
一つとして同じ現場はありませんから、確信を持って作業をするための「正解」のようなものを、現場のたびに導き出す必要があります。このとき、大事なのは「よく聞き、よく観察する」ことです。この姿勢が身につけば、たいていのことには対応できる。技術を身につけるということは、手法だけでなく、マインドであり心を鍛えることでもあるのです。

次代の暮らしをカタチづくる。
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