【開催報告】認知症についてもっと知ろう。個別相談会も盛況！
JKK東京×東京都済生会×東京都による3者初共催

（1）「認知症とフレイル予防」などの講演＆個別相談会

　荒川区南千住四丁目にある都営住宅集会所において、令和5年11月30日（木曜日）に、東京都済生会向島病院の認知症看護認定看護師、理学療法士、管理栄養士による講演会と個別相談会を開催しました。
　講演会では、まず認知症看護認定看護師から「認知症とフレイル予防」の講演があり、次に理学療法士から「手軽にできる運動」と題し、参加者みなさんと一緒に運動を行いました。管理栄養士からは「おいしく、楽しく″健康長寿″！！」と題した講演があり、栄養面で摂取すると良い理想的な食事など、興味深いお話しがありました。

「手軽にできる運動」に参加する方々

親身に話を伺う個別相談会

　個別相談会は、参加された方が講師の先生に対し認知症予防などについて、個別に直接相談できるもので、皆 さん最近のご自身の体調で不安なところなどを真剣に相談されていました。イベントに参加された方からは「今日聞いたことや教えてもらったことで、わかっていると思っていることでも、もっと注意しなくてはと改めて思った。」というお声や、個別相談会に参加された方からは「いろいろな専門の先生のお話を直接聞ける機会ができて良かった。」という声がありました。

（2）「認知症の治療いろいろ」の講演＆「みなさんで昭和を語らいませんか？回想法で活力を」の講演

　大田区大森東一丁目にある都営住宅の集会所で、令和5年12月8日（金曜日）に、東京都済生会中央病院の 脳神経内科医師から「認知症の治療いろいろ」の講演、認知症看護認定看護師からは「みなさんで昭和を語らい ませんか？回想法で活力を」と題し、参加型の講演を行いました。

医師による「認知症の治療いろいろ」の講演を聴き入る参加者の皆さん

ご自身の体調について医師に相談する参加者

　脳神経内科医師からは、最新の認知症治療薬のお話しなどもあり、参加された皆さんは真剣に聴き入っていました。また、認知症看護認定看護師からは、1950年代の3つの映像を映し「これは何でしょう。覚えていますか？」の講演者の問いに「巨人・大鵬・卵焼き」と声を上げて懐かしむ姿や、国鉄のラッシュ風景や「真知子巻」の写真などを見て、「昔はそーだったわねー。流行ったわねえ。」と感想を述べられていました。
　個別相談会では、直接医師に相談できる貴重な機会であったため、多くの方が相談されていました。相談され た方からご自身の体調など細かな部分も伝えると、先生は親身にそのご相談に応えていました。参加された方からは、「今日は参加して本当によかった」や「今後の生活に必要で、参考になる話が聞けて良かった」という声がありました。