報道発表
「コミュニティ活動のきっかけづくり」のサポートを始めて3年
「JKK住まいるアシスタント」活躍中!
東京都住宅供給公社
JKK東京は、令和3年4月からコミュニティのきっかけづくりを行う専門スタッフである「JKK住まいるアシスタント」を配置し、その活動をスタートさせ、3年が経過しました。
団地の高齢化や単身世帯の増加等によるお住まいの方同士の接触機会の減少など、コミュニティが希薄化している状況について活性化を図るため、JKK住宅※においてコミュニティのきっかけとなるイベントを令和5年度までに、累計131件開催しました。
※JKKが建設・管理する一般賃貸住宅
地域の社会福祉協議会と連携して実現
タップやジャグリングなどの講演を住宅のコミュニティサロン(集会所)で開催(江戸川区・堀江住宅)高齢者から小さなお子さんまでみんな大笑い、多世代交流のきっかけとなりました
JKK住まいるアシスタントの活動にあたり、JKK住宅のコミュニティサロン(集会所)を活用した効果的な取組や、住民向けサービス、自治体等との連携の可能性について、自治体や地域包括支援センター、社会福祉協議会等と意見交換を行い、ニーズを拾い上げるとともに、具体的な活動内容の提案を行ってきました。こうした取組みにより、令和5年度末時点で累計28区114部署の方々と意見交換をするに至りました。
(1)団地に訪問して入居者の声を拾い上げる
団地に常駐しているフロントスタッフ(管理員)にお住まいの方の状況をヒアリングするとともに、お住まいの方に自ら声をかけ、何気ない会話の中からニーズを発掘します。
(2)地元行政や地域団体に働きかけ、ニーズをつなぐ
コミュニティ形成のリソースを持つ地元行政や団体等と、団地の状況を共有し、入居者ニーズに合う活動の展開を提案し、自らも交流の場づくりを企画します。
(3)コミュニティ活動が続けられる仕組みづくりが根付くまで伴走
参加者それぞれができることを聞き、担い手として負担とならない役割を提案し、自ら活動を運営できるまで伴走支援します。
【JKK住まいるアシスタントの活動イメージ】
JKK住まいるアシスタントは、これまでに自治体等と連携し、以下の様々な活動に取り組みました。イベントの実施をきっかけに、お住まいの方や地域の方が自主的に活動されているグループも数々生まれました。
包括支援センターの取組と繋いだ暮らしを拡げる「10の筋トレ」グループ立上げ(板橋区)
社会福祉協議会や自治会と連携し「にこにこ体操」グループ立上げ(江戸川区)
乳児期のパパ・ママが集う場を提供
「よちよち子育てサロンオープンデー」(世田谷区)
入居者同士や地域の方との交流機会創出
地域みんなで安心をつくる 「防災フェス」(世田谷区)
入居者の声を聴いて、夏季にみんなで涼む場を提供
「休み処(やすみどころ)」(江戸川区、世田谷区、福生市)
高齢者のデジタルデバイド支援も直接対応「スマホ相談会」
(江戸川区、稲城市、多摩市、福生市)
頭と身体を使ってフレイル予防「ダーツ体験会」を提案し実現
(江戸川区、狛江市、清瀬市、町田市、小金井市、八王子市)
自治会の声を聴き、異文化や多世代の交流促進
「新春おめでとう大会」(江戸川区)
JKK住まいるアシスタントが企画したイベントに参加した方からは、「月に1回でもテレビではなく、人と会話できる時間があるのが楽しみ」「体操の後にランチに行ったり、一緒にお出かけできる仲間ができた」など、嬉しい声がありました。
JKKはこれまで、多くの地元の行政機関、福祉関係機関、活動団体の皆さんのご協力のもと活動してきました。今後も住宅管理というハード面に加えて、JKK住宅にお住まいの方やその地域の方々との良好なコミュニティが育まれるよう、ソフト面からも支援して参ります。
- 江東区のJKK住宅「トミンハイム塩浜二丁目第2」にて、社会福祉協議会と連携したイベント「知っておきたい更年期入門」を5月12日(日曜日)、6月9日(日曜日)に開催
- 大田区と世田谷区に所在する新築のJKK住宅において、お住まいの方同士が交流するきっかけとなるイベントを順次開催予定。
〇詳細が決まり次第、JKKのホームページにてお知らせします。
「知っておきたい更年期入門」のご案内