「(仮称)多世代循環型コミュニティ」イメージ
当社では、令和2年3月に一般賃貸住宅の再生について、基本的な考え方や取組の方向性等をとりまとめた「東京都住宅供給公社一般賃貸住宅の再生事業推進方針」を策定しました。
当該方針では、老朽化や入居者の高齢化などが進む住宅について、2040 年代以降のあり様も見据えつつ、個々の住宅の状況に応じた適時適切な対応をハード・ソフト両面から行うことにより、多様な世代がそれぞれのライフステージに応じた住替えが可能な「(仮称)多世代循環型コミュニティ」の形成など、都民に引き続き選択される安全・安心で利便性、快適性に優れた住まいを提供していくこととしています。
興野町住宅は、住宅の一部住棟(A 号棟)で建替えを行い、一部住棟(B・C 号棟)で長期的な活用を図ることとし、建替えと長期活用を複合的に行うことで、多様な居住ニーズに対応した住宅を供給します。
建替えエリアでは、高齢者やファミリー世帯等の居住ニーズに対応した住宅を供給し、一部の住戸においては、新規入居者を募集し、若年世帯やファミリー世帯の入居を促進します。
長期活用エリアでは、若年層の入居促進や団地のコミュニティの活性化を目的とし、コミュニティサロンの建替えや区画菜園などの整備を実施します。
一部建替えでは、住宅全体を建替えエリアと長期活用エリアに分け、整備を進めます。
また、建替えにより創出する用地は、公園や都市計画道路等の公共公益施設の整備用地として活用するなど、地域のまちづくりに貢献します。