JKK東京が昭和31~32年度に建設した烏山住宅は、世田谷区南烏山6丁目に位置する一般賃貸住宅です。4階建て21棟584戸あった烏山住宅は、建替え後、12棟599戸の「コーシャハイム千歳烏山」に生まれ変わりました。
この建替計画では、全体を3つの工区に分け、1期(1~4号棟・313戸・平成22年入居)、2期(5~8号棟・192戸・平成25年入居)は一般賃貸住宅として建替えました。3期は建物の集約化によって生まれた用地に、少子高齢社会に対応した住宅・施設を4棟整備しています。なお創出用地における事業はJKK東京が建物の建設を行い、公募により選定した事業者に一括賃貸し、事業者が管理運営を行うものです。
9・10号棟には、サービス付き高齢者向け住宅を71戸整備し、うち9号棟には高齢者居宅生活支援施設を併設しています。
11号棟は、従前の烏山住宅を1棟そのまま残して改修を施す「住棟改善モデル事業」を実施。多世代の交流促進を視野に入れながら、サービス付き高齢者向け住宅と一般賃貸住宅を同じ棟内に配置しています。
12号棟の施設棟には、地域の交流拠点となる多世代交流施設を配置。コミュニティカフェを中心に、保育所やクリニック、調剤薬局を備えています。
建替え前の烏山住宅
- 【敷地概要】
-
□所在地:東京都世田谷区南烏山6-10ほか
□最寄駅:京王線「千歳烏山」駅徒歩4
□用途地域:第一種中高層住居専用地域、
第一種住居地域(北側一部分)
□敷地面積:29,741.45㎡
□建ぺい率:60% □容積率:200%
- 【建物概要】
-
□総棟数:21棟 □総戸数:584戸
□既存建ぺい率:約20% □既存容積率:約79%
(※)5号棟、8号棟(計117戸)のうち50㎡以上の住戸(計100戸)について認定を取得しています。