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みんなのコミュニティづくりを応援します

地域の力でフレイル予防!
~久米川駅東住宅(東村山市)会食サロン『元気アップ食堂』

2020年1月27日掲載 久米川駅東住宅


現在、東村山市にある久米川駅東住宅では、健康体操の会『サタデー萩山』の活動と東村山市のフレイル予防活動、東京大学高齢社会総合研究機構のフレイル予防に関する知見がコラボし、健康づくりへの機運が高まっています。今回はフレイル予防を目的とした会食サロンの取組みについてご紹介します。
フレイルとは?
一般に「虚弱」と訳される“frailty”を語源とする、健康と要介護の中間(介護一歩手前)の状態のこと(東京大学飯島教授の提唱概念)。
フレイル予防には「身体活動」「栄養」「社会参加」を三位一体として底上げすることが重要とされています。
今回ご紹介する久米川駅東住宅の会食サロンの取組みは、フレイルサポーターが食支援サポーターを兼任しており、栄養・口腔ケアに主眼をおいた全国初の試みだそうです。
フレイルイメージ
核家族化・少子高齢化の中で孤食の増加やこれに伴う食生活の偏りは健康に深刻な影響を与えることが判明しています。日々の食事は健康な生活の根幹を成すものですが、特に高齢者の食事については介護・医療関係者にも理解が浸透しているとは言いがたく、食の専門家の客観的視点から適切なアドバイスを受け、見直しを継続していくことが重要です。

こうした考え方に基づき、東村山市萩山町にある「久米川駅東住宅」では、東村山市の主催する講習会を受講した地域住民の皆様がフレイルサポーター兼食支援サポーターとなり、公社住宅の集会所で会食サロン(全8回)が行われています。
事前にフレイル測定会(アンケートや体力測定など)で現状チェックをした後、会食サロンを通じて食生活の見直しを行い、半年後に再びフレイル測定会に臨み、自分の体調や生活にどのような変化があったかを振り返るという流れになっています。


<写真:この日のメニューはからあげ!>
食欲をそそるいいにおいでした

会食サロンに参加されている人の声を伺ってみると、普段は自宅で一人で食事をしているけれども、大人数でわいわいとおしゃべりをしながら食事をしているとずいぶん楽しくおいしく感じたという声が多く聞かれました。また、肉や魚・豆腐などたんぱく質、良質の油を適量とることが身体を維持するために必要とアドバイスをうけると、なるほど、と頷く場面も。
会食サロンに参加されたみなさんは、食生活の見直しの他にも、各自健康体操への参加を継続する、自分で散歩を兼ねたウォーキングの機会を設けてみる、ご友人と連絡を取って積極的に外出するように心がけるなどして、半年後の測定に向けて体力づくりに励まれているそうです。


<写真:サタデー萩山の皆様>

この取組みの核となり、会食サロンの事務局として運営を行っているのは、久米川駅東住宅にお住まいの方々が中心となる『サタデー萩山』の皆様(※本事務局運営には地域で民生委員・福祉協力員等をやっている方が参加)。地域の包括支援センターの健康体操講習会で知り合った仲間たちで『サタデー萩山』を立ち上げ、普段は名前のとおり土曜日に棒をつかった健康体操などを行っているそうです。その活動の中でも高齢の一人暮らしの方が増えて地域とのつながりが希薄化しているように感じていらっしゃるそうですが、今回、この取組みを通じて体力維持はもちろん、居住者同士や地域の皆さんとの新たな交流・友だち作りができることは大変うれしいとおっしゃっていました。

今回は一例として、東村山市で行われている健康づくりへの取組み事例をご紹介しました。
ほかの地域にお住まいの皆様も、ぜひ地元の活動に目を向けて、興味がある内容の活動に足を運んでみてはいかがでしょうか?

フレイルサポーター兼食支援サポーターの皆様
<写真:取材日に活躍されていたフレイルサポーター兼食支援サポーターの皆様>
全員地域住民で、おそろいの緑のTシャツ(サポーターのトレードマーク)がよくお似合いです。
 

フレイル測定会の様子
<写真:フレイル測定会の様子>
30名近い居住者が集まりました。
 

会食サロン「元気アップ食堂」の様子 おしゃべりに花が咲きます
<写真:会食サロン「元気アップ食堂」の様子>
おしゃべりに花が咲きます。

この取り組みに関する東村山市へのお問い合わせ先

東村山市 健康福祉部 健康増進課
TEL:042-393-5111(内線3214)

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