TALK SESSION 技術職座談会

技術職ならではの専門性を、
よりよい住まいのために。

技術職座談会
  • 建築職 H.Y.
    建築職 H.Y.

    住宅総合企画部
    建設推進課 建設係
    2021年度入社
    理工学部建築学科卒

  • 機械職 E.S.
    機械職 E.S.

    機械職
    住宅総合企画部
    建設推進課 機械係
    2014年度入社(キャリア採用)
    文学部英米文学科卒

  • 電気職 H.T.
    電気職 H.T.

    住宅総合企画部
    建設推進課 電気係 主任
    2014年度入社
    工学研究科修了

  • 土木職 O.M.
    土木職 O.M.

    住宅総合企画部
    建設推進課土木係 係長
    2009年度入社
    園芸学部卒

QUESTION 01 公的な立場で住まいづくりに携わりたい

JKK東京への入社動機を教えてください。

電気職 H.T. H.T.

私は人を笑顔にすることが好きで、安全で快適な住環境を提供することでたくさんの人々を笑顔にしたいと思ったことが入社の動機となりました。

土木職 O.M. O.M.

人を笑顔にしたいという志は素晴らしいですね。私は学生時代に造園を学んだので、その知識を樹木管理や公園改修といった仕事に活かしたいと考えて入社しました。

機械職 E.S. E.S.

私は設備関連の民間企業で経験を積んでから、キャリア採用でJKK東京に入社しました。転職の一番の動機は、家族のためにライフワークバランスを充実させたいとの思いが強くなったことです。おかげで土日はしっかり休めますし、周りには育児休暇を取得する男性職員もいます。こうした環境は長く働く上で、とてもありがたいことだと感じています。

機械職 E.S.

建替業務では社内調整にとどまらず、工事受注者との協議、関連行政機関への確認、近隣居住者様対応等、多くの関係者との調整が必要です。経験豊富な先輩方のサポートは、その際の大きな力となります(E.S.)

建築職 H.Y. H.Y.

私の動機は、公的な立場で建築の仕事に携わりたいということでした。災害被災者の受け入れも行っており、多くの方の生活基盤を支える仕事がしたいと思いました。発注者として、住まいづくりの上流から携われる点も魅力的でしたね。

機械職 E.S. E.S.

家族が暮らす東京で、行政と連携しながら大勢の人々の住生活を支える業務に携われることは、大きなやりがいです。

土木職 O.M. O.M.

接客業のアルバイトをいくつか経験し、人と接する仕事にやりがいを感じていたことも、JKK東京を志望するきっかけになりました。建てて終わりではなく、管理や修繕などでもお客さまと接することができることは、JKK東京ならではの魅力です。

建築職 H.Y. H.Y.

私もO.M.さんと同じく、接客業のアルバイトをしていました。入社後、窓口センターに配属された際はその経験が活きたと感じています。技術職は人と接する仕事というイメージが薄いかもしれませんが、JKK東京は思った以上にその機会が多いと感じています。

電気職 H.T. H.T.

ジョブローテーションによって様々な業務に携わることができ、幅広い視点で住宅づくりに取り組めることもJKK東京ならではですね。

公的な立場で住まいづくりに携わりたい

QUESTION 02 専攻を活かしつつ、新たな知見が得られる

学生時代の専攻や経験は、
どのように活かされていますか。

建築職 H.Y. H.Y.

私は新築住宅の工事監理を担当し、主に設計図通りに現場が施工されているかを確認しています。学生時代は建築を専攻し、設計課題では自分で設計コンセプトを考え、設計して、模型をつくってプレゼンテーションを行っていました。この模型づくりが、設計された図面をもとに実際に形にしていくという点で現在の仕事に通じます。模型づくりでは細かな部分を製作しながら決めていったように、現在の仕事でも現場の状況を見ながら最終的な細かい仕上げを決めることができます。

電気職 H.T. H.T.

学生時代に私は電気電子工学を専攻しました。研究室でのプロジェクトのスケジュール管理を行い、問題が発生した際は解決に向けて行動する力を養いました。こうした経験は、電気職として賃貸住宅の建設における工事監理と設計監理を行う際に活かされています。

建築職 H.Y. H.Y.

H.T.さんと同様、私も全体を見ながらプロジェクトを管理した経験が、工事を行う上で常に先を見越して段取りを進めていくことに活きています。

建築職 H.Y.

例えば洗面所は、三面鏡の軌跡と浴室乾燥リモコン、タオル掛け、手摺などを図面上にどのように配置するか、パズルを解いていくような面白さがあります。その際は建築職・機械職・電気職が協力して最適解を求めていきます(H.Y.)

電気職 H.T. H.T.

工事監理では、建設現場での進捗管理や施工図の確認、現場の確認を行い、施工が計画通りに進むよう指導しています。設計監理では、新築住宅の電気設計の進捗管理や図面チェック、積算業務を担当し、設計が適切に行われるよう監督しています。建物が実際に建ち、照明が点灯した瞬間は、まさに「建物に生命が宿った」と感動します。

土木職 O.M. O.M.

E.S.さんはこの中で唯一の文系出身ですね。

機械職 E.S. E.S.

ええ。既存住宅の建て替え工事を行う部署で給排水設備工事の設計・積算業務と建設現場監理業務を担当していますが、学生時代は業務と直接関係のある専攻ではなかったので、前職までの経験を通して知見を深めてきました。

土木職 O.M. O.M.

私も同じです。植栽管理やお客様からの樹木関連のお問合せ対応といった業務は学生時代に身につけた造園の知識を活かせましたが、道路や排水構造物等の土木を専門としたインフラ整備の業務や自転車置場等の外構構造物の知識は入社してから学びました。おかげで専門領域を超えた幅広い知識、経験を積むことができたと感じています。

機械職 E.S. E.S.

仕事の上では契約図等を読み込んで関係部署と調整する場面も多く、学生時代にゼミや卒業論文の執筆を行う際に膨大な関連資料を読み解き、確認・整理してわかりやすく人に伝えることに注力した経験が活きていると感じます。社会人として活躍する上では、学生時代の専攻だけにとどまらず、それまで蓄積してきたあらゆる知識や経験が大切になるのではないでしょうか。

専攻を活かしつつ、新たな知見が得られる
専攻を活かしつつ、新たな知見が得られる

QUESTION 03 背伸びできる環境が成長を後押しする

ご自身の成長につながったエピソードを教えてください。

機械職 E.S. E.S.

コロナ禍でのことですが、接触感染を防止するため、非接触で使える洗面所やトイレを工夫したりと、時代の変化に合わせて柔軟に対応していくことを体験したのは、成長につながったと感じています。

建築職 H.Y. H.Y.

私はある現場で、水回りの床の躯体が下がっている箇所について、鉄筋が収まらないため、間仕切りの位置を変更したいと施工会社から言われたことが印象に残っています。配筋要領の標準図を調べ、別の配筋要領なら納まるのではないかと構造設計者に提案したところ承諾を得ることができ、無事に図面通りに施工指示ができました。このように現場での対応を通じて建設工事における意匠・構造の知識と経験を得られることが成長に通じると感じています。

土木職 O.M. O.M.

施工現場では想定外の状況に直面することが多いですが、技術力はもちろん、柔軟な対応力を磨くチャンスでもありますね。

機械職 E.S. E.S.

そうですね。さらにお客さま対応や修繕なども含め、川上から川下まで携われることで、そうした成長の機会はずいぶん広がっていると感じます。私自身、どんな課題に対しても当事者意識を持って主体的に取り組む姿勢が身につきました。

電気職 H.T. H.T.

私はかなり大規模な団地の建て替えに携わった際、期間を分けて順番に除却(取り壊し)し、建て替えていくという進め方をしました。私は電気職として電力会社と「いつまでにこの電柱を移設してください」「いつまでに携帯の基地局を撤去してください」というような交渉を行ったのですが、複数の業務を同時進行で進めていった経験は、大きな成長につながりました。

電気職 H.T.

照明を増やす際は建築職にお願いしたり、スイッチや給湯器リモコンの位置を変更するために機械職に相談したりと、他職種の仲間とアイデアを出し合いながら、よりよい住まいづくりを目指していきます(H.T.)

建築職 H.Y. H.Y.

大変な仕事でしたね。でも、きっとH.T.さんならやりきれると期待され、任されたのでしょう。背伸びさせてもらえるのは、JKK東京で仕事をする上での醍醐味の一つではないでしょうか。

土木職 O.M. O.M.

私は2024年度にチームリーダーとなったことが一番大きな成長だと感じています。それまでは1人の担当として目の前の案件に集中すればよかったのですが、係長になってからは担当職員からの相談ごとや協議に対して回答を行うことが求められるようになり、視点や考え方がずいぶん広がったと感じています。

電気職 H.T. H.T.

O.M.さんはとても頼りになるチームリーダーです。担当者同士が話し合っても決めかねているときなど、タイミングよくアドバイスを送ってくれるので、とても助かっています。

背伸びできる環境が成長を後押しする

QUESTION 04 社会性の高い仕事の喜びを知ってほしい

同じ専攻の学生の皆さんにメッセージをお願いします。

建築職 H.Y. H.Y.

先ほどE.S.さんがおっしゃったことに通じるのですが、JKK東京では建設工事の計画から設計、建設、営繕、除却と、建物の一生に携わることができますし、実際に住んでいるお客さまの声を聞くこともできます。建築職として住まいづくりに携わる上で、このような視点を持ちながら取り組めるのは、JKK東京ならではの魅力です。

機械職 E.S. E.S.

私の担当している給排水設備工事においても同様で、新築工事の設計業務、建設工事監理、営繕業務等、一貫して携わることができます。多くの人々の暮らしを支える社会貢献性の高い仕事に携わりたいと考えている方には、お勧めします。

電気職 H.T. H.T.

JKK東京にはジョブローテーション制度があるので、自然と多角的な視点を磨くことができます。それによって、お客さまに喜んでいただくためにはどうしたらいいか、幅広いアプローチをしながら仕事に取り組めます。さまざまな専門分野の職員と協力しながら快適な住環境をつくりあげていく醍醐味を、ぜひ皆さんも体験してください。

土木職 O.M. O.M.

造園を専攻する学生の皆さんは、JKK東京を知らない方もいらっしゃるでしょう。しかし学生時代に身につけた造園に関する専門性を活かしつつ、道路や公園などの維持管理、改修、新築に取り組むことができます。活躍の場が広いことはJKK東京の大きな魅力ですので、興味を持っていただけたら幸いです。

土木職 O.M.

私たちの仕事では各種法令等の確認が重要ですが、特に建築職の職員は法令等に精通しており、いつも助けてもらっています。他職種の職員も豊富な専門知識を身につけており、“すごい!”と驚かされます(O.M.)

社会性の高い仕事の喜びを知ってほしい