「トミンハイム国分寺泉町」が建設されたのは2000年。かつてのバブル経済の影響を引きずる中で設計が進められたこともあって、その外観はかなり個性的なものでした。特に外壁には青や緑、オレンジといったビビッドなカラーが用いられており、非常に自己主張の強い外観となっていたのです。それが経年劣化によって色あせが進んでいた状態でした。
また、JR西国分寺駅にほど近い立地から、団地住民以外の往来が盛んで、敷地内を通勤通学の地域住民や駅利用者、遊び回る子供たちなどが1日約1,000人も通るほど。園バスの経路としても利用されていました。そのため本来は植栽が植えられていた外構に、いつの間にか“けもの道”のような通路が誕生していました。
法に基づく点検報告の周期ということもあり、JKK東京では修繕工事の実施を決定。国分寺市等との協議を経て、2023年に工事をスタートさせました。
