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Project Story #5 “ペットと暮らす”豊かさが育むもの

大切なペットと暮らす毎日が、
いつまでも豊かであるように。
ペットを愛する人々の想いに応える住まいが
求められる一方、
賃貸住宅では、
まだ選択肢が限られているのが現状です。
そこで誕生したのが、
ペットを飼う人、そうでない人にも配慮した
“ペット等共生住宅”も選べる
「CALMEST用賀馬事公苑(世田谷区)」でした。
その背景にある想いと、
具体的な取り組みをご紹介します。

“ペットは家族”の想いを、
もっと体現した住まい

―ずっと⼀緒に穏やかに
暮らすために

 少子高齢化が進む中、家族のカタチも変わりつつあり、ペットを家族の一員として迎えることの価値がますます高まっています。また、リモートワークの広がりなどにより、自宅で過ごす時間が増え、住まいは休息の場に加えて、仕事や学びの場としても活用されるようになり、生活の中心としての役割が一層広がっています。こうしたライフスタイルの変化に伴い、日々の暮らしに潤いや癒しを与えてくれるペットの存在は、これまで以上に大切なものになっています。
 一方で、身体障害者補助犬法により、住宅管理者には補助犬の受け入れに努める義務がありますが、他の居住者の理解が十分に得られにくいという課題もあります。「ペットは家族」という考えが広がり、「体に障がいのある方の生活を支える大切なパートナー」への理解や思いやりが求められる今、私たちは、住まう人が心から安らげる住まいとは何かを見つめ直しました。

カーメスト用賀馬事公苑 完成予想図

カーメスト用賀馬事公苑 完成予想図

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⼈とペットが
穏やかに過ごせる
理想的な暮らしのカタチ

―JKK東京が
手がけることの意義とは

 私たちが大切にしたのは、JKK東京が取り組む“多様な世代・世帯の暮らしを支える住環境づくり”というテーマに、「ペット等共生」という新しいアプローチで向き合うことでした。
 ペット等と一緒に暮らしやすい建物や設備(ハード面)の整備に加えて、人々のつながりを育む仕組み(ソフト面)にも工夫を凝らし、誰もがより安心して暮らせる住まいをつくりたい。その想いをカタチにするため、私たちは、賃貸住宅ブランド「カーメスト」を通じて、“ペット等をきっかけに自然な交流が生まれ、互いに支え合えるコミュニティを育む”というビジョンを掲げました。

―「ペット等共⽣」だからできること

 私たちが目指したのは、ただ「ペットと暮らせる」だけの住まいではありません。ペットを飼う人もそうでない人も、補助犬と暮らす人も、誰もが安心して心地よく暮らせる場所です。そのために、飼育ルールや補助犬に関する基礎的な知識を住民の皆様で共有し、しっかりとした管理体制のもとで、互いが自然と思いやりを持ち合える、あたたかい関係が育まれる環境を「ペット等共生住宅」というコンセプトのもと実現したいと考えています。
 ペットを飼う人には「うちの子が迷惑をかけていないか」という不安があり、飼わない人には衛生面や騒音への心配があります。また、補助犬と暮らす人には「補助犬の役割を理解してもらえているか」といった不安もあると思います。私たちはこうした一人ひとりの見えにくい不安や負担を減らしながら、動物とのふれあいや役割への理解を通じて、住まう人同士がやさしくつながれるコミュニティの実現を目指しています。
 私たちが描くそんな暮らしの舞台として、閑静で落ち着いた住宅街が広がり、砧公園や馬事公苑といった緑豊かな環境に恵まれた「用賀」は、まさにふさわしい場所でした。

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2敷地2棟の構成で、暮らしに合わせて選択が可能。

2敷地2棟の構成で、暮らしに合わせて選択が可能。

⼤切にしたのは、
安⼼・快適・思いやり

―⼈もペットも⼼地よく
 暮らすための3つの視点

―⼈もペットも⼼地よく
暮らすための3つの視点

 「ペット等共生住宅」という新しい住まいづくりに取り組むにあたり、私たちは、3つの視点を大切にしました。
 まず設備面で特にこだわったのは、約150㎡の入居者専用のドッグガーデンです。飛び出しに配慮した二重ゲートを備え、ノーリードで遊ぶことのできる屋外空間は、都市部で暮らす愛犬にとって貴重な場所です。室内には、防音性に優れたサッシや滑りにくい床材を採用し、一部住戸にはキャットウォークを設置するなど、ペットとの快適な暮らしを細部まで考えました。
 次にコミュニティづくりでは、ドッグガーデンの周辺に、自然と人が集まりやすい空間をつくりました。犬を飼う人だけでなく、動物好きな人なら誰でも気軽に立ち寄れる場所です。ペットをきっかけに挨拶が生まれ、会話が弾む。そんな昔ながらのご近所付き合いのような関係が育まれていくことをイメージしました。
 さらに、ペットの種類や頭数、飼い主のマナーや責任、飼育が難しくなった場合の引き取り先の事前確保の義務づけ、補助犬への配慮など、ペット等との共生に関するルールも適切に定めています。これは制限ではなく、多様な価値観を持つ人々が互いを尊重し、心地よく暮らすための大切な基盤であると考えています。また、事故防止等の観点から、体型や習性により一定の飼育条件は設ける一方、補助犬として活躍するような一部の大型犬種も迎え入れられるようにしました。これにより、補助犬候補の子犬の育成や、引退犬との穏やかな暮らしにも対応できる環境を整えています。

 「ペット等共生住宅」という新しい住まいづくりに取り組むにあたり、私たちは、3つの視点を大切にしました。
 まず設備面で特にこだわったのは、約150㎡の入居者専用のドッグガーデンです。飛び出しに配慮した二重ゲートを備え、ノーリードで遊ぶことのできる屋外空間は、都市部で暮らす愛犬にとって貴重な場所です。室内には、防音性に優れたサッシや滑りにくい床材を採用し、一部住戸にはキャットウォークを設置するなど、ペットとの快適な暮らしを細部まで考えました。


 次にコミュニティづくりでは、ドッグガーデンの周辺に、自然と人が集まりやすい空間をつくりました。犬を飼う人だけでなく、動物好きな人なら誰でも気軽に立ち寄れる場所です。ペットをきっかけに挨拶が生まれ、会話が弾む。そんな昔ながらのご近所付き合いのような関係が育まれていくことをイメージしました。
 さらに、ペットの種類や頭数、飼い主のマナーや責任、飼育が難しくなった場合の引き取り先の事前確保の義務づけ、補助犬への配慮など、ペット等との共生に関するルールも適切に定めています。これは制限ではなく、多様な価値観を持つ人々が互いを尊重し、心地よく暮らすための大切な基盤であると考えています。また、事故防止等の観点から、体型や習性により一定の飼育条件は設ける一方、補助犬として活躍するような一部の大型犬種も迎え入れられるようにしました。これにより、補助犬候補の子犬の育成や、引退犬との穏やかな暮らしにも対応できる環境を整えています。

敷地の広さを活かして約150㎡を確保した入居者専用のドッグガーデ

敷地の広さを活かして約150㎡を確保した
入居者専用のドッグガーデン

キャットウォーク(一部住戸のみ)は愛猫の運動不足やストレスの解消に

キャットウォーク(一部住戸のみ)は
愛猫の運動不足やストレスの解消に

飼育に関する悩みを気軽に相談できるペット相談室

飼育に関する悩みを気軽に相談できるペット相談室

いつでも相談できる
安⼼感

―設備だけではない、
⼿厚いサポート体制

 〈カーメスト用賀馬事公苑〉には、他の賃貸住宅ではあまり見られないサポート体制があります。それはペット飼育について気軽に相談できる「ペット相談室」と、日時限定で対応する「ペットサービススタッフ」の存在です。スタッフは、飼育に関する相談対応や飼育審査のほか、ドッグガーデン周辺での声かけによる交流のきっかけづくり、ルールや動物愛護、補助犬に関する情報発信など、多岐にわたる業務を担います。万が一、やむを得ず飼育が難しくなった場合には、引き取り先につなぐための橋渡しなどの支援も視野に入れています。
 私たちは、こうしたソフト面でのサポートこそが、設備の充実だけでは得られない日々の安心や、飼育トラブルの予防につながり、ひいては誰もが心地よく暮らせる環境を守ると確信しています。

⼈とペットで育む
豊かな“つながり”を
未来まで

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―ペットと暮らす豊かさと
 そこから生まれる“つながり”

―ペットと暮らす豊かさと
そこから生まれる“つながり”

 私たちが〈カーメスト用賀馬事公苑〉で追求したのは、ペット等をきっかけに自然な交流が生まれ、互いに支え合える関係が育まれる誰もが穏やかに過ごせる理想的な暮らしのカタチです。この住まいから生まれるあたたかい“つながり” が、ずっと先の未来でも変わらない暮らしの価値になる。それが私たちの願いです。
 JKK東京は、これまでも住宅の供給を通じて、それぞれの時代に応じた暮らしの豊かさを追求してきました。今回の「ペット等共生住宅」は、その歴史における新たな挑戦です。人とペットの関係性がより深くなった現代、そして他者への思いやりがより大切になるこれからの時代において、私たちが提供できる「心地よさ」とは何か。その問いに対するひとつの答えが、この住まいに込められています。私たちは、これからも社会の変化に真摯に向き合い、住まう人の声に耳を傾けながら、すべての人が自分らしく、穏やかに暮らせる住まいを考え続けていきます。

ペットが会話のきっかけになったり、自然なふれあいや癒しが生まれる

ペットが会話のきっかけになったり、
自然なふれあいや癒しが生まれる

愛する家族と
共に生きる喜びを
この住まいで

ペットたちがもたらしてくれる、
かけがえのない時間。
人と動物がいきいきとふれあう、
微笑ましい日常のワンシーン。
ペットがいる人も、そうでない人も、
自然と笑顔になれる。
私たちは、そのようなあたたかい関係性が
育まれていく
穏やかな暮らしの価値を、
これからも大切に広げていきます。

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