



多様な世代や世帯が安心して暮らすことのできる、
多世代共生型のコミュニティ形成を目指し、
小金井市に登場したCALMESTシリーズ第7弾
「カーメスト武蔵小金井」。
JKK東京の団地再生事業として、
新たな取組を加えた、
カーメスト武蔵小金井の
多彩な魅力をご紹介します。
小金井市
「小金井本町住宅」の
建替え事業

―新たに244戸の賃貸住宅が
誕生
東京都の令和6年の高齢者人口(65歳以上)は約311万8千人。都総人口の4.3人に1人が高齢者となる超高齢社会の現在、JKK東京が管理する都内のJKK住宅においても、入居者の高齢化への対応が喫緊の課題となっています。
そんな課題に対し、JKK東京では高齢者の方々が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、平成31年に小金井本町住宅(全22棟/830戸)の一部の住棟を建替える団地再生事業に着手し、令和6年に「都市計画公園」、新築賃貸住宅「カーメスト武蔵小金井(1棟/244戸)」が新たに誕生しました。
―小金井本町あんしん住まい
プロジェクト

本事業ではJKK住宅の建替えに合わせて、「小金井本町あんしん住まいプロジェクト」を策定。JKKシニア住宅(カーメスト武蔵小金井シニア住棟/40戸)・小金井にし地域包括支援センター(カーメスト武蔵小金井一般住棟/1階に併設)・高齢者福祉施設「本町けやきの杜」(令和5年開設)を整備する包括的なプロジェクトにより、地域のさまざまな課題・ニーズに対応し、高齢者の方々も安心して暮らせる街づくりを推進しています。

小金井本町あんしん住まいプロジェクトの地図
安心・安全・快適を
志向する住空間


―ゆとりや
開放感のある敷地配置計画と、
調和と洗練の外観デザイン
住棟に囲われるようにプライベート性の高い中庭を配した計画は、日当たりがよく、明るく開放的でゆとりを感じる住環境を実現しています。また、敷地北側に駐車場を集約し、歩車分離を図ることで、入居者の安全性にも配慮しました。さらに、既存の給水塔の一部をモニュメントとする館銘板を配することで、小金井本町住宅のレガシーを継承しています。
外観デザインは、既存住宅で使用されている色を踏襲した落ち着きのあるアースカラーを基調とし、周辺環境との調和に配慮しました。また、縦のライン(マリオン)と横のライン(各階の床スラブ)で分節することで圧迫感を低減させるとともに、白のラインとすることで、全体的に引き締まった印象と洗練された景観を演出しています。
白を基調とした共用廊下は、住棟に囲われた中庭をより明るく開放的な空間とさせ、入居者にとって快適な住空間になるよう工夫を凝らしたデザインとなっています。

―多彩な暮らしの提案、
暮らしの拡がりを感じられる共用空間
「CALMEST」の4つの視点を反映した企画・設計をベースに、専有面積/27㎡~77㎡・間取り/1R~3LDKの多彩な住戸バリエーションで、ひとり暮らしからファミリー・シニアまで多様な世代や世帯の理想の暮らしを叶える住まいを提案しています。中でも、子育てファミリーに向けた2LDK・3LDKの間取りを全体の半数以上とし、住みたい間取りが選べるバリエーション豊かな住戸プランで設計しました。
共用施設は、メインエントランスから直接アクセスできる場所に、「マルチサロンA」を整備し、リモートワークや勉強が集中してできるパーソナルデスク、キッズスペースを併設した多目的に利用できるコミュニティルーム、オープンエアな空間を愉しむことができるテラスを配しました。また、「JKKシニア住宅(シニア住棟)」のエントランスに近い場所には、「マルチサロンB(シェアリビング)」を整備し、みんなのリビングとして利用できるリラックスした空間としました。これら2つのマルチサロンは、気軽に立ち寄れ、利用しやすい共用の場所「サードプレイス」として、人とのつながりや暮らしの拡がりを、より感じることができます。
さらに、「JKKシニア住宅」のエレベーター前は、階数表示板の色を各階で変えることにより、視覚的にも高齢者等に配慮した、安心‧安全な共用スペースとなっています。

マルチサロンA

階数表示板
入居者が
集える中庭と
地域とのつながりを育む
「本町だんだん公園」


屋外コミュニティスペース(中庭)
―自然を愛でる屋外の
プライベート空間
エントランス・テラスから拡がり、自然と足を運びたくなる中庭は、オートロックセキュリティ内でプライベート性が高く、安心・安全な入居者専用の屋外空間。武蔵野の雑木林でみられる樹種をはじめ、さまざまな種類の植栽を配しており、1年を通して季節の移ろいを愉しむことができます。
さらに、各所に配された表情豊かな通路や飛び石をあしらった小径、ウッドデッキやベンチが印象的な休息スペースなど、自然に包まれながらも開放的で見通しのよいオープンスペースが拡がり、お散歩・読書・友人との交流など、思い思いの時間を過ごすことができます。
―地域コミュニティと
緑の拠点を目指す、
楽しく、安全な多世代交流の場

本町だんだん公園
「カーメスト武蔵小金井」の竣工に合わせ、隣接する敷地に、都市計画公園「本町だんだん公園」を新たに整備しました。名称の「だんだん(段々)」が示すように、高低差のある地形を活かして、開放感のある広場、子ども向けの遊具や健康遊具、散策路などを設けているほか、建替え前の団地から継承した既存の樹木だけでなく、サクラやアジサイなどを新規で植栽し、多くの方に親しまれる公園を目指しました。
そして、「だんだん」には団地の「団(一かたまりに集まる)」の意味も含まれています。みなさんが集うイベントの開催などにも活用できる広場は、さまざまな設えのベンチを配したほか、かまどベンチ、防災井戸、マンホールトイレなどの防災施設も備えています。
さらに、公園内の主要な園路は、勾配部に手摺を設け、車いすでも通行可能な勾配とするなど、バリアフリーに配慮した設計となっています。
シニアの将来の
安心を約束する
住空間づくり

―新しい発想の
「JKKシニア住宅」
高齢者の方々が低廉な月額負担で、かつ住み慣れた地域で安心して住み続けられるよう、「カーメスト武蔵小金井」では新たに、一部の住戸をJKK東京初の高齢者向け賃貸住宅「JKKシニア住宅(シニア住棟/40戸)」として提案しています。
「JKKシニア住宅」では、室内の車いす利用にも対応できるバリアフリー設計や、センサーや緊急通報装置による見守り・かけつけサービスなどを標準仕様としています。また、共用スペースには、中庭を眺めながらゆっくりできるくつろぎの場や入居者同士の交流の場として利用できるマルチサロンB(シェアリビング)を設けるなど、高齢者の方々が現在、そして、将来の安心を享受できる住空間を提供しています。

マルチサロンB(シェアリビング)
―敷地内に
「地域包括支援センター」を開設
一般住棟の1階には「高齢者に関する総合相談窓口」として「小金井にし地域包括支援センター」を併設しています。健康保持や、生活の安定のための専門的な支援が小金井市により提供され、高齢者の方々が安心できる住まい・安心できるサポート・安心できる街を包括的に考えた住環境づくりを推進しています。

かつての
「あこがれの住まい」を
次世代に継承する
「愛される住まい」へ。
「カーメスト武蔵小金井」が大切にしたいのは、
さまざまな生活シーンで求められる
普遍的な価値。
それは、当たり前のように安全と安心があり、
その上で、どんなときでも
リラックスできる心地よさであったり、
自分を取りもどすやさしい空気感であったり。
JKK東京は「CALMEST」の4つの視点
「心地よさ」「コミュニティ」
「健康」「環境配慮」に基づき、
多くの人に長く愛される
住まいを創造していきます。